ポータルの向こう パート2-ギャラクティック・アース
2014年4月2日
Through
The Portal Part 2 - Galactic Earth
4-2-14
ポータルの向こう
ギャラクティック・アース
ジェイソン:
いま気づいたんだが、僕達は次元間を繋ぐポータルの中を歩いていたんだ。その話をしたいと思う。戦場のビジョンに、布に穴が開くかのように「穴」が出来て、僕とサンディはそこに入って行った。歩きながら、これがどれほど大きな感覚を伴う経験になるか、まったく想像もしていなかった。
マイトリアンは高次周波数に変容することについて何も言わなかったので、僕達は何も知らずにポータルへ入った。突然、身体中の細胞が高次共鳴に同調をし始めた。不快な感覚はなく、実際のところ陶酔感を感じていた。身体全体が霊的なオーガズムを得たようで、でもセクシュアルでもない。
もっと精神的・感情的な感覚で、でも体内の感覚でもあった。この経験を説明しようとしても意味はなしていないのはわかっている。でも、ぴったりくる言葉が思いつかない。まるで細胞一つ一つに分解されてゆくような感覚だった。
これらの細胞の一部はポータルを通過しながら変成を遂げた。三・四次元の表現の細胞はポータルの中に保存された。物理的現実に戻る際に、またこの細胞に再統合するためだった。
「その通り、」マイトリアンは僕の思考に答えた。その時初めて、僕は話しているのではなく考えていたのだと気づいた。
「私にはあなたの思考が聞こえるのです。あなたには私の声が聞こえているでしょう。私達はテレパシーで話しているんです。」マイトリアンは思考した。
「聞いた?」僕はサンディに向って思考した。彼女は微笑んで思考を返した。「うん。」その時、全ての思考を他人に聞かれているのだから、責任を持たねばいけないことに気づいた。
「これから入ってゆく現実では、人類はちょうど思考が皆に投射され、聞こえていることを発見しつつあるところです。ただし、意識が五次元に共鳴する人しかこの現実を知覚することが出来ません。」
マイトリアンがテレパシーで僕達と話している間に僕達はポータルから出た。この現実には以前、チラッと来たことがある。街の小さな空港、その近くのミステリアスなビルはモダンな、次元間移動のための銀河エアポートに変わっていた。地上には小さな偵察シップがいて、もっと大きなシップは空中に停められていた。
かつてはミステリーに包まれていたあのビルの12階は、移行のためのフロアとなっていた。1階から11階は密度の濃いフロアで、12階が変化の継ぎ目となり、13階から上はキラキラ輝く光に共鳴していた。
フロアが何階まであるか、僕達には分からなかった。一部は知覚を超越していたから。だが、ビルはすっかり近代的で、人間や銀河生命体が流れるように出入りしている様子は見えた。
「もう一度このビルに入って、中がどうなってるか見てもいいかな?」サンディが尋ねた。
一瞬で僕達は混雑した駐車場にいた。マイトリアンが僕達をまずここに連れて来たのは、かっこいいモダンな交通手段を色々見られるからだろう。
「あなたが自分をここに移動させたのですよ、」マイトリアンが言った。「ここから先は、あなたが私達の旅を先導してください。」
サンディと僕は互いを見て驚いた。僕達は、とうとうこんなことが出来るところまで来たんだな。そう思うと驚異だ。僕達はあらゆる交通手段がよく見るために、駐車場を回って歩くことにした。僕達の3D界で見るのとよく似た車のところに来ると、人間ではない銀河生命体がその車に乗り、空へ飛び立った。駐車場は慌ただしく、見回していると、僕達がマザーシップを訪れた時に見かけた地球外生命体もいた。
「マイトリアン、このカップルは君の人間の姿の中の一部なの?」僕とサンディは振り向き、今は人間の体を受け入れているマイトリアンを見て尋ねた。実際には、受け入れているというより、一時的に一体の存在に融合している、というのが正しい。サンディと僕は、マイトリアンが銀河生命体と同調し合って少しの間ワンネスとなり、また二人の存在へと戻るのを見ていた。
僕とサンディはマイトリアンの一部だから、僕達もこの融合を共に経験していた。このようにして、この生命体はある惑星から来ていることがわかった。その惑星の名前を人間の言語で言い表すことはできない。このように僅かな間ではあるけれど完全な抱擁を通し、彼らの会話を全て理解することが出来た。
実際のところ、それはとても長い会話だった。けれど時間を超越していたので、ほんの短い融合の間に大量の情報交換が起きていた。この優しい生命体が「車」に乗って離陸するのを僕達は見届け、次はロビーへと向かった。驚いたことに、「ロビーに向かおう」と意図した途端、その意図によって僕達は一瞬のうちにロビーの中央に移動していた。
ロビーにビーム移動した時に、僕達は二つの現実を同時に経験していることに気づいた。一つは「移行中の現実」と呼ぼう。銀河ファミリーとのコンタクトを始めようとしている現実だ。
このバージョンのロビーには多勢の人がいたが、地球人ばかりだった。僕達は完全にテレパシーを使っていたので、彼らが特別なイベントを迎える準備をしていることがわかった。彼らはこのイベントを「ランディング(着陸)」と呼んでいた。間もなく銀河のスターシップが着陸するのだろう、と思ったが、その通りだった。
ロビーは、前に僕達が見た時から造り変えられていたが、三次元的な機器と人間しかいなかった。軍人も多勢いた。皆、冷静で、「着陸」を楽しみにしているようで、恐れはまったく感じられなかった。だから、僕達にはもう一つの現実も見えていたのだろう。
「移行中の現実」には、より高次の周波数が重なっていた。その中では地球の銀河界への移行が「普通のこと」だった。この二つの現実は、どちらも僕達が「未来」と呼ぶものなんだろうけど、いつのタイムラインかは特定できなかった。移行中の現実はとても近代的だったけれど、共鳴は明らかに三/四次元的だった。
一方、高次の周波数の世界、「銀河地球」は移行中の現実より二分の一オクターブ上に共鳴していた。移行中現実には僕達が見える人は一人もいなかったが、銀河地球では全員が僕達のことを知っているらしく、親切に出迎えてくれた。その様子を見ると、よくこうやってあらゆる存在を迎え入れているようだ。
まるで、僕とサンディは自分の誕生日サプライズパーティーに来たような感じだった。そう思ったら新しい友人達が僕達の周りに集まり、歓迎してくれた。そして、彼らの世界にたどり着けたことを祝福してくれた。一人、とても背の高い銀河生命体がいた。背丈は10フィートくらい、白い丈の長いローブを来ていて、僕達を取り囲んでいたグループの代表として、前へ進み出た。
「私はラテルニアです。私達はここで、あなた方がおいでになるのを待っていました。あなた方の世界のこの周波数へ来てくださり、私達は嬉しく思っています。私達は皆、あなた方のオーバーソウルのメンバーです。あなた方がここに来ることがわかっていましたから、このヴィジョンを作りました。時間も空間も幻想だということが、これで理解いただけるでしょう。ですから、オーバーソウルと交流するためにスペースの広がりゆく周波数の中を移動するにあたっては、時間をかける必要はないのです。
すべては『いま』の中で『一つ』なのです。ですから、次元を超えて移動するにはただ目的地に意図を合わせ、無条件の愛を感じるだけでよいのです。私の言っていることはおわかりですか?」
サンディと僕は反射的に「はい!」と言った。と同時に、僕達のもっと密度の濃いという「移行中の自己」のことはあまりよくわからない感覚もあった。
「多次元なる存在にようこそ、」僕達の新たなる友人、ラタルニアスが言った。「ご存知のように、いったんあなた方の三/四次元現実にポータルを開きさえすれば、あなた方は多次元本質のワンネスに戻ってくることが出来るのです。今なら私のことがわかりますか?」
「はい、」サンディと僕は一人の存在となって言った。あなたは私達がマイトリアンの姿を通してお会いしたレムリアのリーダーの高次周波数ですね。
「素晴らしい、それが多次元思考です。あなた方は自らの任務も覚えていますか?」
「はい、」僕が言った。「僕達は多次元の英知、パワー、愛を取り戻すためにオーバーソウルの本質に一体化せねばなりません。ガイアでの無数に及ぶ転生で学んだことを思い出し、彼女の核やクリスタルの礎石の再調整に尽力します。」
一瞬のうちに僕達は完全なマイトリアンの姿となってインナー・レムリアに戻っていた。サンディと僕はマイトリア、マイトル、アルクトゥルス人と融合し、多次元本質であるマイトリアンになっていた。僕達がマイトリアンと一体化すると、初めてラタルニアスがレムリア人の姿で会った時にマイトリアンがどれほど狼狽していたかを思い出した。
僕達は赤ん坊のガイアの後を追っていた。そしてガイアの核に辿り着いたのだった。ガイアの核の中で、僕達はラタルニアス(レムリア人としての表現で)から核とコーナーストーンのクリスタルを再調整するための指示を受けた。それ以来、あらゆる冒険を経て僕達は任務を達成させるためにガイアの核に戻る準備をしていたことになる。
スーからのメッセージ
この本の結末まで読むにあたっては、是非Book 3 のエピローグ(終章)とBook 4(上陸部隊)をお読みください。
最近、強い緊急性を感じ続けています。何のための緊急性かはわからないのですが、Ascension books にある ”Pleiadian
Perspectives”シリーズのPDFをすべて無料で配布することにしました。本はこちらで入手できます。私の新しいサイトにあります。
どうぞ見てみてください。とても良い出来で、どんどん仕上がりが良くなっています。