マザーシップへの訪問者-パート4 時を超越した旅
2013年10月9日
New
Visitors to the Mothership - Part4 A Timeless Journey
10-9-13http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2013/10/new-visitors-to-mothership-part4.html
時を超越した旅
著者:
親愛なるアルクトゥルスの友人・ファミリー。この物語が終わりに近づいてきて、私は人間的な感情でいっぱいになってしまってキーを打つのもやっとです。あなた方に、そしてマイトルとマイトリアに何度もお礼を言います、素晴らしい物語を送ってくださり、ありがとうございます。最終章までくると、エピローグは別にして、よくわからないのですが、この物語を終わらせたくないって思っているようなのですが?
次の連載、「ニュー・アースでのライフ」があってそれを書くことになっているのに、もうあなた、アルクトゥルス人やマイトルとマイトリア、サンディとジェイソン、プレアデス居留地に会えなくなるのが寂しくて。もちろん、マザーシップのことも。この物語を通して生きることで、私のマザーシップでの生活を完全に思い出し始められるように。ただそう期待しています。
親愛なる友人よ、どうかマザーシップでの私の(もう一つの)生活を思い出せるよう助けてください。思い出せたら、その記憶を3D生活に統合させる方法を見つけ出します、約束します。私はまだ自分のエネルギーフィールドをマスターできていません、わかっています。この現実にまだ判断を下していますし、変成による症状が多々あって辛い思いをしています。こんなに大変なことになるなんて、私達がこの任務に志願した時は思いもしませんでした。
長く、困難で、素晴らしく、たくさんのことを教えてくれる、この進化サイクルの終わりに近づいてきましたが、私の道は終わってはおらず、現実の高次の周波数へと向かって上昇しているのが見えます。私の最大の難関は焦燥感ですが、そのお陰でずいぶん進んでこれたのだと思います。次元上昇の現実に対して私が忍耐強くいられないということは、次元上昇している現実をできるだけ作り出すようサポートする責任が私にはあるということですから。
まだ終わっていないこともあり、待ち切れなくて悲しんでいるのかもしれません。もしかしたら、新しいものを存分に創造するために、古いものを喪失して悲しむ必要があるのかもしれません。どちらにしても、どうやって続きを書けばいいか私にはわからなかったので、あなた方の物語を受け取ってとても助けられました。そして願わくばまた受け取りたいのです。私達の「いま」の中で実際に何が起こっているのか、理解するために。では、前回の続きを書きましょう。サンディとジェイソンが回復ルームへのドアの前に立っているところからです。
ジェイソン:
ドアには光の言語で部屋の名前が書かれていたが、サンディと僕はなぜだか「回復ルーム」と読むことができた。サンディが微笑み、自分が受け入れるであろうと思ってた段階より遥かに先のプロセスを進んでいるんだな、と思った。そう考えるとアルクトゥルス人がこう言うのが聞こえた。 「この部屋はあなたを真の多次元の本質へと復元し、三/四次元に滞在する間に取り込んだ制限を消去します。」
そう言われて、僕は驚きもしなかった。サンディも僕も、自分の核の中に深い変化を感じていたから。そう考えて瞬時に知った。僕達の核の中はアルクトゥルス人が着ていたのと同じ光のボディなのだ。僕のハートの中で、サンディもアルクトゥルス人も僕の考えに同意してくれているのが聞こえた。
僕達が部屋に入る前に、サンディと僕は振り返った。マイトルとマイトリアはアルクトゥルス人と一緒に僕達を新しい本質の表現になるのに付き添ってくれていた。本能的に僕達は輪になった。とても狭い輪で、僕達は「一つ」の存在だった。無条件の愛のパワーが輪をどんどん狭めてゆき、僕達はもう別々の存在ではなくなったように感じた。
この瞬間に、復元ルームのドアがひとりでに開いた。最後にもう一度宇宙のハグをし、サンディと僕は銀河ファミリーがくれた超越的な導きに感謝と無条件の愛を送り返した。アルクトゥルス人は僕達が過去形を使って思考しているのを即座に訂正した。「私達は皆、一つであるものの今の中で、あなた達を永遠にガイドします。」
その言葉に力が宿っているかのように、僕達はあっという間に変成ルームの中にいて、背後でドアが閉じられた。初め、部屋は真っ暗だった。だからサンディと僕はしっかり手を握り、僕達は二つのボディを持った「一つ」の存在であることを思い返した。そう思うと、僕達は実際に一人の人間になった。もう自分達は「僕」でも「彼女」ではない、「僕達」になったのだ!
その統合の思考と共に、初めて部屋にキラリと光が見えた。僕達が無意識にその光に向かって歩いてゆくと、その光は動いてゆく。僕達は後をついて行った。もし僕達がまだ時間に縛られた現実にいたとしたら、ずいぶん長い間その光の後を追っていただろうと思う。
だが、僕達は時間に縛られた周波数の中にいなかった。だから、僕達は空間を歩いていたのではなく、あらゆる記憶の中を歩いていたのだ。僕達は無限にあるタイムライン、惑星、銀河、次元の数えきれないほどある現実の中にある無数の人生を共に訪ねた。全ての制限から解き放たれていたので、あらゆる空間に同時に存在することができた。僕達はそれでも混乱していなかった。それ自体が最も混乱した。
僕達は実際に時間と空間を歩いていた。僕達の存在表現がたくさんいて、それぞれの視点から観察していた。両性具有の存在として、そして男性・女性という分離したユニットとして。共に過ごしていた時も、お互いを知らずにいた人生もあった。
そして、世界と現実が僕達の中と周囲で回転し始めた。回転速度はどんどん上がっていった。目まいがしないのはどうしてだろう、と僕達は不思議に思ったが、僕達は回転の中心にいるからだろうと思った。そう考えると回転が止まり、僕達は一つの壮大な光の存在へと融合していった。部屋がずいぶん小さくなったのか、僕達がずいぶん大きくなったのか。僕達が大きくなったのだろう、と確信した。
大きくなったので、僕達は不思議の国のアリスになったように感じた。間違って薬を飲んでしまったアリスだ。しかし、小さく元に戻りたくはなかったので、部屋を大きくすることに決めた。その思考に応じて部屋が一瞬のうちに大きくなったが、驚いたことに僕達は不可解にも思わなかった。その時、気づいた。僕達の思考がアルクトゥルスのマザーシップの部屋の大きさを変えたんだ!
僕達は本当にそこまでパワフルになれるものなのか?そんな疑問を浮かべた時、もしくはその寸前に疑念を感じたからか、僕達は一瞬にして小さくなり、分離していった。「やめて!」 僕達は融合したマインドで叫んだ。「いま、全ての思考の限界を手放すから!」
まるでスロー・モーションのように、僕達は徐々に元の大きさに広がっていった。ただ、部屋は同じ大きさのままだった。僕達は部屋より大きくなって、また不思議の国のアリスになってしまった。実際、僕達は不思議の国にいたようなものだ。マザーシップのありとあらゆる部屋、五次元領域が見えたのだから。ただ、シップにいるクルーや訪問者達には僕達が見えていなかった。
実際、数人が僕達を通り抜けて歩いて行ったので、僕達は高次元に共鳴しているのだということに気づいた。「えっ、シップは五次元なのか?」僕達は一つのマインドで叫んだ。尋ねてはいないが、この質問に応え、大きな光の存在が僕達のところにやって来た。この存在はアルクトゥルス人のようにぼんやりとした人間の形を身につけようともしていなかった。形を変えながら振動しているこの存在に名前をつけるなら、生きている炎、または電気のフラッシュといったところだ。
その存在達は話をせずに答え、僕達はシップが「六次元」であることが即座にわかった。その概念を受け入れると、この美しい命の閃光はシップ中を飛びまわっていることに気づいた。まるで、電気のフラッシュのように。六次元という認識を持っただけで、僕達も光のフラッシュになったのだった。初めは一つのフラッシュだったが、二つになり、そして数えきれないほどのフラッシュになっていた。
あまりにも楽しくて、六次元が不鮮明になってゆくのに気づかずにいた。そして現れたのは「光の存在のフォーラム」とでも言おうか。この存在達には形がなく、素早く形を変えてぼんやりと人間の形になったり、マザーシップにいた他の人間の姿をしていないクルー達のような形になった。
こうやって形を変えるのが彼らのコミュニケーション方法なのだ、と思った。だって、シップにいたあらゆるメンバー体全員の高次表現だったのだから。実際、「オーバーソウル」という言葉が聞こえてきた。そしてその意味がなぜかはっきりとわかった。
僕達が知覚していたものに気づき、理解した途端、一瞬にしてその経験の中に引き込まれていった。僕達が観察していた、ありとあらゆるタイムライン・現実・惑星・銀河での人生を僕達はオーバーソウルの七次元の視点から見ていた。さらに、僕達は神聖なる相補体、つまり一つの存在から派生した二つの存在だったから、全ての現実の中で僕達は同じオーバーソウルを持っていた。
通常は、僕達の一人が高次周波数の中に留まり、そこから身体をもった自分をガイドしていることがわかった。僕達が男性と女性の身体を身につけたのは、次元上昇に際した現実の時だけだった。二人ともが周波数を下げるというリスクを負ったのは、その現実では次元間の境界が曖昧になっていくからだった。次元上昇寸前の現実では、「ONE」とのコミュニケーションが随分簡単にできた。
したがって、僕達は形をとったのではなく、形の中に同時存在しているのだということが理解できた。つまり、僕達はいかなる時も全ての場所にいる。次元上昇寸前の現実では、3Dホログラフィーの現実のルールが幻想であるということが簡単に思い出せることができた。分離が三次元の幻想であることを思い出せば、僕達は多次元の本質と意識的に繋がることができたのだ。
だから、僕達は多次元表現と分離することなどあり得ない。「一つの」存在であることを思い出したからだ。ただ、三次元の存在が多次元本質は高次元界か三次元のどちらかにしか存在できないのだと信じていると、その信念がその現実を作り出す。そうなると、その人生のタイムラインでは敵意に満ちた惑星でたった一人、ただ流れに身を任せるしかないという恐ろしい運命を経験することになるのだ。幸い、その経験が続くのは三次元の形が生きる間だけ、またはその本人が目覚めるまでの間だけだが。
僕達は、信念というものはそれほどの孤独感を生みだすほどパワフルなのだな、と思っただけだが、驚いたことに僕達は自分の経験にすら疑念を持ちはじめてしまった。一瞬にして僕達は次元を落ちてゆき、マザーシップへ戻った。コントロールがきかないまま、僕達は六次元の素晴らしい世界の中を落下してゆき、シップの五次元周波数も通って落下してゆき、まるで地下牢のような暗い場所に落ちていった。
すぐに現れたのは、僕達が投獄されたり捕まったりして地下牢にいた頃の全ての人生が僕達の現実になった。この全ての現実が僕達を一斉に襲ってきた。恐怖、絶望、全ての希望を失ってしまった感覚が僕達の共有意識に入り込み、分離を請い願った。そうすれば少なくとも、僕達のうち一人は自由になれるからと。しかし、だれがここに「一人」でいたいだろう?それに、自分の相補体をそんな残忍な運命に捨て置いてどうやって生きてゆける?
「だめだ」 僕達は同時に言った。「僕達は離れない。僕達は一つだ、この地獄から逃げ出す方法を一緒に見つけ出すんだ。」
僕達の宣言に応えて、遠くの監房から希望の小さな光線が発した。僕達は二人に分かれていた。腕もマインドも互いに絡み合わせ、その小さな希望の光に向かって歩いて行った。その監房の部屋の扉は鉛でできていて、鍵はかかっていなかったが僕達は一つとなって扉を押さなければ重くて開かなかった。
腕をまだ絡みあわせたまま、僕達の女性の分身が隙間から中にやっと入った。しかし男性の分身はもっと身体が大きい。それで、小さなスペースに身をねじ込むのに絡み合った腕を外し、手だけを握り合うことにした。男性の方も隙間から中に入ると、互いをしっかりと抱き合った。まるで「ONE」になったように感じた。その時、弱々しい泣き声が聞こえた。
振り返ると、一人の小さな子供がいた。裸で、飢えているようだ。僕達は共にその子供のところに駆け寄り、一緒にその死にかけた女の子を抱き上げた。その子を僕達のハートの間に抱き、僕達が生み出せる限りの愛と光、温かさを送った。突然、僕達は牢屋から解き放たれ、復元ルームにいたのだった。
ただ、アルクトゥルス人を探さなければ、と思った。あの女の子を癒してあげなければ、と。復元ルームの出口に近づくとドアはサッと開いた。徐々に目を光に慣れさせていると、アルクトゥルス人とマイトリア、マイトルが大きな笑みを浮かべて目の前に立っていた。
あのアルクトゥルス人さえ、その顔らしきところに笑みを浮かべていた。ただ、僕達はその笑みに気をとられず、ただあの女の子のことを考えていた。一つの両性具有の存在に戻り、僕達は赤ちゃんを持ち上げてアルクトゥルス人に差し出した。癒してもらえるように。
「違うのです、」 アルクトゥルス人は深い愛と慈悲をたたえて言った。「あの子供はあなた方の子供です。彼女を世話するために、あなた達は戻らねばなりません。」
「戻るって?」 僕達は尋ねた。
「そうです、」 アルクトゥルス人が答えた。 「彼女の名前はガイアというのです。」