銀河/地球同盟・・・2013年4月30日
スザンヌ・リー
上陸部隊を思い出す-パート3
Galactic/Earth
Alliance
Suzanne
Lie
4-30-13
The
Landing Party Remembers – Part 3
シップにいるマイトルの話:
マイトリアがとても心配だ。彼女は確かに、シップでの経験に目覚めつつある。だがシップのことばかり思い出していて、僕のことは忘れていっているみたいだ。こんなことを考えるのは自分勝手なのはわかっているが、彼女を失ってしまわないか心配だ。
夜にシップに乗船する時の彼女は、すっかり人間になってしまったように見える。シップでの友達とは交流せずに、これが夢だと思い込んでる他の人間達と一緒に過ごしている。彼女の人間としての表れが任務に目覚めたのは嬉しい。しかし、彼女が任務を達成すればするほど、彼女は本当の自己を思い出せなくなっているようだ。
まるで、人間の器に入り込みすぎてもう真なる彼女の自己の神聖なる相補体である僕を思い出せないみたいだ。一番気掛かりなのは、地球の器を酷使していること。日中にあまりにたくさんのことをし過ぎて、夜には疲れきって眠りについているのがわかる。
僕にはわからない何か内なる理由があってそれを埋め合わせようと過剰に反応しているのではないだろうか。明らかに彼女は人間という姿の中で自分を見失い、僕達の故郷、シップへの訪問を面白い夢だと思っている。ブログでもあらゆることをして他の人達と出会っているが、それで彼女の地球の器はかなり消耗している。
僕達が受け取った警告によると、地球の器にいる間にもし僕達が「死んだ」ら、死後僕達は本当の自己を思い出せないかもしれない、とあったのに、彼女はそれを忘れてしまっているようだ。死んでしまうと僕達は誕生と死の輪に入り、故郷のシップに戻って真の表現に戻るどころか地球の周りにとどまってしまうことになる。
マイトリアは実際には人間の地球の器を共有している。この人間が生まれる前に共有に同意したのだ。シップにいるマイトリアは深い瞑想状態にいて共時存在を維持するためのエネルギーを保持している。彼女のいる個室の外に表示される彼女の生命サインを僕はずっとチェックしている。
実際は、この人間はマイトリアの多次元自己が持つ無数の表現のうちの一つの構成要素だ。ただし人間は三次元存在なので、あらゆる制限を持っている。この任務に就く前に、人間達の持つ制限はとても伝染しやすい、ということも警告された。だから形を身につけている間は人間の錯覚を信じやすくなると。マイトリアもそうなってしまっているのだろうか。
今までのところ、彼女の生命サインはプレアデス人としての彼女の自己と一致している。もしそれが人間の地球の器と一致し始めたら、彼女は人間の錯覚の罠に陥ってしまう。心配だからアルクトゥルス人と話さなければ。アルクトゥルス人が、「人間になる」ことは大変危険だからとこの任務に共についてくれて、本当に良かった。マイトリアは任務を果たしたいあまり、自分が何者か忘れてしまうような危険に身をおいたんだ。
突然、アルクトゥルス人が全てを聞いていたかのように目の前に現れた。
「マイトル、私達はあなたの懸念に気づいています。実際には私達は心配をあなたと共有しているのです。マイトリアは人間という表現の平行現実の意識の中、深くに埋没しています。マイトリアは自己を通して、この人間と何十年もの間交信してきました。しかし、この人間はその情報を顕在意識に再現することはできないのです。
ですから、マイトリアと交信してきた全ての内容はこの人間の潜在意識の一番底に蓄えられています。いま、高次の光が人間の身体の中に入ってきており、マイトリアもそれを受けているので、知覚の気づきが起こりつつあり、意識状態も拡大してきています。
ただ、人間の意識(マイトリアもこの意識にどんどん結びついていっているのですが)はこの移行をまだ直接的に経験することはできません、それは彼女のDNA内で起こっているのです。それでも、このマイトリアが共有している人間の身体の知覚領域がこの変化によって移行しつつあります。日常の思考においてはこの知覚の移行プロセスは無意識に進行するのですが、ありとあらゆる不快な感情を巻き起こします。
確かにあなたが懸念されている通り、マイトリアはこの人間と共有している意識の中で自分を見失っています。マイトリアはシップにいる真なる自己のことを忘れてしまい、いま身につけている人間の姿を自分自身だと考えています。」
この時点で僕は極度に動揺し、アルクトゥルス人は即座にそれを感じとった。
「マイトル、あなたの懸念はマイトリアにとっても任務にとっても助けにはなりません。あなたは高次プレーンでマイトリアの錨、頼みの綱となるのが務めです。彼女が気づいていようといまいと、彼女はいつもそうしていたようにあなたの感情を全て感知します。ですから、彼女が感知している不快な感情の一部分は、あなたの懸念からきているのです。
そう言われて、僕はかなり動転した。僕はマイトリアの力をもっと信用することに自分の力を注がねばならないのだ、と気づいた。彼女は僕達の惑星の紫の炎の守り手なのだ。彼女の天から授かったパワーを信頼しなければ。
「そうです、マイトル、」アルクトゥルス人は僕の考えに応えて言った。「あなたが静穏でいること、自信を持つことが必要不可欠なのです。そうすれば彼女も自分の静穏な自信を取り戻すことができます。彼女が人間達を助けるには、人間達が経験していることを彼女も身をもって経験しなければなりません。彼女が身につけている人間がどうすれば高次表現に変成できるか完全に把握するために、彼女はその人間になっているのです。とても勇敢なことです。そして彼女はあなたが自信に溢れ、支えとなってくれることを必要としているのです。
僕はアルクトゥルス人の友人にお礼を言った。僕の懸念がいかに簡単にマイトリアの意識の中に流れ込んでゆくかが理解できた。一方で、彼女の現実知覚の移行が進むことが三次元思考をかき乱すこと、そしてそれがいま一時的にマイトリアの意識を捉えてしまっていることもわかった。
彼女の知覚領域を高次振動の現実へと移行させるには、まずは彼女は低振動の恐怖に基づいた感情に気づき、その感情によって彼女の焦点が低振動知覚に、つまり低振動の現実に縛られていることを自覚しなければいけない。マイトリアにとっての課題点は、人間達が住む現実は彼等が知覚する現実であることを彼等に示すことだ。
僕が忘れてはならないことは、マイトリアが訪れている現実の今の中で、人類の多くが短期間内で極端な感情の移行を経験中だということだ。さらに、時間そのものも本質的に変化している。地球現実の振動が高次元へと移行し続けると、三次元の時間はもっと速い四次元の時間へと変化する。もっと緩やかに時間の知覚が移行すれば、人間の変化に対する恐怖はもっと簡単に消えるのだが。
「そうです」、アルクトゥルス人が私の思考の中に加わり、そう答えた。「恐怖のマスターとなること、それがマイトリアが生きている今の中で最も困難な課題です。彼女が融合している人間の表現は、人生のほとんどを恐怖と戦って過ごしてきました。人間の形の中にいるマイトリアの無意識の影響により、あの人間に大きな意識転換が起きたのです。
ただ、私達もシップにいるマイトリアの生命サインを見守る必要があると思っています。あなたは定期的に、執拗なくらいにマイトリアを見に行っていますね、私達はよく知っています。彼女の様子を見に行った時はそこにしばらく滞在し、彼女のプレアデス人の自己に話しかけなさい。そうすることで、彼女が自己を思い出す手助けをしてあげられるのです、あなたが思う以上にそれは力となりますから。」
アルクトゥルス人からその情報を受け取り、とても嬉しくなった。マイトリアの瞑想ルームまで走って行きたかったが、抑えた。彼女はとても深いトランス状態にいたので、彼女は静脈注射によって栄養が補給され、常に監視されていた。マイトリアの一部が僕の懸念に気づいていたなんて、そしてそれがどれほど彼女に危害を与えていたことか、僕は考えもしていなかった。すぐにマイトリアの個室まで走って行きたかったが、僕は勤務に就いていてずっと後まで行くことはできなかった。
マイトリアの話:
マイトルとは深い繋がりがあるので、彼の思考を感じることができるのです。と言っても、私が人間の生活に没頭し過ぎていない間だけ、です。正直言って、私の人間の生活の混乱の中で、私はどんどん自分を見失いやすくなってきています。ほら、わかりましたか?私はいま、人間の器のことを「私の生活」と自分のもののように言ったでしょう。マイトルが心配になるのも無理はありません。私がもしこの人間の器の中で自分を見失えば、私は誰の役にも立てなくなります。
この任務に向けての事前説明の中で、この世界の錯覚のパワーについて警告は受けていました。正直、そんな錯覚に私は騙されないわと傲慢にも思っていました。今は、この器の中で自分を見失うのでは、とかなり気掛かりです。おそらく、私は人間の意識から離れてシップを訪れてみればいいのかもしれません。いえ、正直に言いましょう。私が訪れたいのはシップではなくマイトルです。
もしマイトルとまた会えて彼と抱擁できれば、この地球の器を身につけてこの大変な地球の生活を続けながらももっと楽に自己を維持できるかもしれません。地球にも希望が芽生えてきているのを私は感じます、まだ完全に眠っていて最も大切なことが何なのか全くわかっていない人々もそれは多くいますけれど。
あまりにも沢山の人間達が生き残りのために身動きできなくなっています。新しい現実を垣間見ている人々はいても、そのビジョンを維持することはできません。中には私が今やっているようにナイトボディでいる間に潜在的な現実を思い出すことができます。しかし私は彼等に対して判断を下してはいけませんね、私の自己の感覚はどんどん人間に近づき、プレアデス人の部分を失っていますから。
私はこの人間が目覚めるのを促し、目覚めるように反応を引き起こすために彼女の意識の奥深くに入り込む必要がありました。彼女のブログはよく読まれているし、彼女が多次元現実や自己の高次表現についてかなり詳しく調べているので私は喜んでいます。
ただ、彼女が多次元存在であること、彼女こそが自分の高次表現であるという事実までは彼女はまだ至っていません。実際にはその彼女とは私のことです、なぜなら彼女は私の無数にある地球表現のうちの一つですから。ただ、彼女の中に私がいることに彼女が気づいていない間は、私も彼女の中で自分の意識を保つのがとても困難なのです。
あら、彼女が目覚めそうです。私は自分の自己をもっと思いだせるよう、マイトルとシップのことを考えるようにしましょう。
コンタクト・パーソンの話:
昨夜、とても興味深い夢を見た。夢の中で私はとても背が高くてとても美しい異星人だった。この存在はどこの星から来たのか、インターネットで調べなきゃ。確か女性だった、でも私とは似ても似つかない。だって、人間のようだけどとても背が高くて肌の色が明るくて長いブロンドの髪の女性だった。目を見たら、人間でないことがわかった。
人間の目に似てたけど、瞳孔の部分が人間のような黒ではなかったもの。彼女の瞳孔は白い光のように白かった。その目を見ていると催眠にかかったようにうっとりする感じで、私が彼女の顔を見つめていると彼女は私の魂の中まで見通しているようだった。とても独特な、気持ちを乱される経験だったわ。
私に何が起こっているのか、理解できない。私のブログは楽しくて、新しくできたインターネット上の友達も大好き。でも、まだ何かが足りない感じがする。ううん、本当は、誰かが欠けている感じがする。この異星人にはパートナーがいるはずだわ。誰かが幸せな恋愛関係にいると感じる、あの感覚が伝わるもの。でも彼女の幸福感には悲しみが入り混じっている。異星人なのにどうして悲しみなんて感じるんだろう?
もし彼女が本当に悲しみというものを知りたいなら、地球に来ればいいのよ!
翻訳:Rieko
翻訳:Rieko