銀河/地球同盟
スザンヌ・リー
スザンヌ・リー
上陸部隊を思い出す パート4
2013年5月5日
Galactic/Earth Alliance -- Landing Party
Remembers 4
5-5-13
地球、朝
コンタクト・パーソンの話:
最近、私は自分らしく感じられない。と言っても愚痴じゃなくて、この感覚が楽しい。でも内側では混乱してる。私は自分だってわかっているけど、自分以上の存在だという感覚もある。私の夢によって、私自身のとらえ方が変わってきたんだと思う。実際、私がこれまで自分と思っていたものを超える自己が私の中に現れつつあるようだ。
しばらくはシップにいる夢を見なかったけれど、別の奇妙な夢を見ていて、その夢では私は女性聖職者になっている。とても大きな地域の自然の中、ここでいうハイ・デザートのような所に住んでいる。「ここで」と言ったのは、あの場所は地球ではないみたいだから。だって、もし私が夜スペースシップに行けるのなら、別の惑星に行くことだってあり得るでしょう?この別の惑星、私の夢の惑星では私は違う身体を持っている。とても背が高くて、痩せている。真っ白な肌で、ブロンドの長い髪を持っている。
自分の目を見ることはできないけれど、これは以前夢に見たあの人のような気がする。彼女のような外見をしていて、ただ、彼女を見ていない。この夢の中では私は彼女だ。少なくとも、あの夢の中では私は彼女だということ。本当のところを言えば、私がずっと彼女だったらいいのに。ただ、彼女/私にはまだ悲しみの片鱗があって、何かが欠けているような感じがする。それに、彼女/私は切羽詰まっていて、まるで何かが今にも起こりそうで、私が何かしなければいけないような。
夢の中では私はその「何か」がはっきりわかっているみたい、だけどその夢の部分を思い起こすことができなかった。私が夢を見た時、感情的なイメージは思い出せるのだけど、何が私の周りで起こっているか詳しいことは目覚めた時にはわからなくなっているようだ。催眠を受けたら思い出せるのかしら?でも手伝ってくれる人はかなり頭の柔らかい人でなければね、でなければ私のことを怖がるでしょうね。それどころか、私の頭がおかしいと思うかも。
ううん、やっぱりこれは私だけの秘密にしておこう。こんなことはブログにも書けないわ。私の頭がおかしいだなんて誰かに言われても私には何のためにもならない。だって、頭がおかしい、ってそれこそが私の疑念/恐れだから。それにしても、恐怖に支配される人生にもうんざりしている。そうして生きてきて、私はどうなった?色んな人達に判断を下されるのが怖かったけれど、あの人達は私に判断を下すどころか、私のことを気にも留めなかったわ。
この夢の中で会った人、夢の中で私だった人と話すことはできるのかしら?
できるかもしれない、私はその方法を知っている。少なくとも今は、彼女と話すことはできないと思う。もし彼女と話せると自分が信じることを許せば、話す手段は見つかるでしょう。でも、私が信じていないことを、どうやって自分に信じさせる?
地球、その夜
マイトリアの話:
私のコンタクト・パーソンはもう少しで私と話ができるところまで来ている。ただ、この隔たりをどのように埋めたらいいか、私にはわかりません。シップに戻ってアルクトゥルス人に相談しようかしら。そうだわ、そうすればマイトルにも会えますから。彼に会えなくてとても寂しいのです。こんな風に離れ離れでいると、私の身が半分になったように感じます。私達が共時存在する時はシップ上の現実ともっと接触を持てるのかと思っていました。
でもあのシップの世界は日ごとに遠のいていくようです、日ごとどころか、一分ごとと言ってもいいかもしれません。このような思考は恐怖の共鳴を持っているので、頭の中から閉めだしています。もし私が、あの肉体の中に囚われた人達の二の舞になったらどうしましょう?私はコンタクト・パーソンの意識の中、予定していたよりもずっと深くまで入ってきてしまった、それはわかっています。でも、そうしなければ彼女の注意を引き起こすことはできなかったのです。
今は彼女が私/私達の生活の夢を見ることで注意が私に向き、彼女は私と話をしたいという望みを表しています。一方で、私は深くまで入り過ぎたのではないかとも感じています。今は彼女が眠っているので、私は自分の真の自己を思い出すことができます。でも、彼女の日常生活の中では頻繁に自分を見失うようになってきています。このシナリオを深く見つめれば、たいていは彼女が日常の3Dの活動をしている時に私は自分を見失ってしまうことがわかりました。
あの世界の密度にはかなりの中毒性があります。地球の生活にはあまりにもたくさんの恐怖が潜んでいます。地球の2013年のタイムラインにいる人間達の誓約に対して、私は大いなる敬意の気持ちを持っています。理由の一つとして、最も進化した人間達の多くが新しい始まりを期待していました。ところが実際には、恐怖と失望で満ちた現実の終末が延々と続いているのです。
あれほど多くの人間達が失望に順応する手立てを見つけ、気を散らすことなく進み続けている。私はこれにとても誇りを感じています。彼らは、望むものを手に入れられない、という状況に慣れきっているのでしょう。実際、彼らは失望に慣れ過ぎているくらいです。彼らのニュー・アースはもう始まっている、と彼らに伝える方法はないものか、と思います。それにしても、古い地球を脱するのがこれほど困難であるとは私達の誰も推測できませんでした。
深い眠りについたまま、高次の光にも自分の高次の自己にも気づかない人間達はまだまだたくさんいます。どうして人間達がそこまでの忍耐を学ばねばならなかったか、今は私にも理解できます。私達プレアデス人は地球上の時間を超越し、即座に具現化させることが可能になってもう何年にもなります。私とマイトルがこの任務を引き受ける前に故郷の次元上昇を経験せねばならなかった理由が、今わかります。時間、制限、恐怖によって縛られるとはどういう感覚か、私達は思い出す必要があったのですね。
でも、私達がプレアデスの次元上昇を完全に経験した記憶はありません。この地球の形を身につける時間が長くなるほど、私の思考はどんどん不鮮明になっています。そう、「時間」、それも確か置き去ってきたはずです。本当に、私はこの任務のおかげで謙虚さを大いに身につけているようです。でも、待って、アルモン、ちょうど私は思い出しました、彼が紫の寺院の頂上から紫の炎の中へと落ちているあの「今」の瞬間に、私の意識は彼を放棄したことを。
私の人間の友人はまだ眠っているわ、ですから私は意識を拡大させ、あの紫の寺院を上昇させる瞬間まで戻ることにします。この形の中に私の居場所を維持しながら、勇気をもってあのプレアデスの次元上昇に共時存在します。この地球の身体を身に付けたまま、私達全てを繋げる意識の流れを活発に保つことはできるのかしら?
アルクトゥルス人や最も進化したプレアデス人は無数の現実を同時に経験できることはわかっています。そう、マイトルとアルクトゥルス人と一緒にいた時のように、私は渦巻く光であることをただ思い出せばいいんだわ。そう思うと私は意識を拡大し、シップ上の私の形、人間の中にいる私の意識、自己の今、全てを包含しました。同時に、私の注意をプレアデスにいる親愛なるアルモンが必要としているところにも拡大してゆけば。
手遅れです、私の六次元の自己を呼び出して意識が旅をするための安定したマトリックスを創造するのを忘れていたことに気づきました。さらに悪いことに、私はどの現実にも自分を十分にグラウンディングさせていませんでした。私は自分が人間から離れていくのを感じる、でも私はシップ上の私の形にも、プレアデス次元上昇の時点の私の現実にも従事していない・・・
シップにて
マイトルの話:
僕は恐怖を抑え、無条件の愛に置き換えながらアルクトゥルス人を呼び出した。もちろん、僕が呼びかけた途端にアルクトゥルス人は現れてくれた。
「マイトリアの生命サインがずいぶん落ちているのです、」僕は必死になってアルクトゥルス人に言った。「彼女は慈悲心のあまり、紫の寺院のところへ共時存在して戻ろうとしたのです。これは彼女には荷が重すぎるのではないでしょうか。」
「その通りです、」とアルクトゥルス人は答えた。「マイトリアはあまりにも自己を拡大し過ぎました。あなたは彼女を手助けせねばなりません。」
「いや、」僕は自分のパワーを信じらずに叫んだ。「リスクが大き過ぎます。あなたが彼女を助けてください。」
「あなた以上に彼女を助けられる人はいないのです、」アルクトゥルス人はその声を使って僕を落ち着かせてくれた。「私達はあなた方二人を今の中で助けます。」
「でも、彼女の自己のうちどの表現を助けに行けばいいのですか?彼女は拡大し過ぎてとても薄くなっています。彼女が偉大なる愛のためにこうなってしまったのはわかっています、わかっていてもそれは彼女にも僕にも何の助けにもなりません。」
ところが、アルクトゥルス人は僕の意識から去ってしまった。もし僕がマイトリアを助けなければいけないのなら、僕は落ち着いて六次元意識に移行しなければいけないし、地球の器も身につけなければいけない。マイトリアは旅をするための六次元マトリックスを作るのを忘れたのだから、それに身につけていた地球の器に十分グラウンディングしなかったのだから、僕は彼女のためにも同じことはしないように気をつけよう。
マイトリアは地球の器の中に長く滞在し、意識状態が減退している。だから一番低い共鳴の形から光の存在の六次元マトリックスの中へと意識を拡大するのを忘れてしまったんだ。彼女の現実の、この両方の振動に僕が存在すれば、彼女が何を忘れたか思い出しやすくなるはずだ。それに、そうすることでしか僕は彼女の全ての表現と同時に繋がることはできない。
しかし、僕も多重の現実に共時存在することになる。シップの瞑想ルームに行き、これら全ての現実の繋がりを維持し、僕の六次元マトリックスまで移行し、紫の寺院を上昇させるプレアデスのタイムラインに共時存在し、僕が交信してきた人間の男性の肉体の中にも共時存在しよう。
地球、翌朝
コンタクト・パーソンの話:
わあ!夢の中でもとびきりの夢だったわ。私は同時に何か所にもいて、自分が誰かもよくわからなかった。なかなかすごい夢だったけれど、目覚めてからしばらくしたら破滅が差し迫ったような、恐ろしい感覚がする。あっ、まただわ!もう乗り越えたと思っていたのに。ちっぽけな自分のつまらないことに自己陶酔するなんて、古い癖をまたぶり返してしまったわ。
でも、これはちっぽけな自分のつまらないことではないような気がする。あの砂漠のような所で私となっていたあの女性はシップにもいた。でも、彼女を見た記憶はない。それに、彼女は砂漠にいる誰かを助けに行こうとしてた、けれど彼女は地球にもいたわ。彼女は地球の形を身につけていたけれど、それが誰かはわからない。
そしてあの男性、そうよ、あの背の高いブロンドで目の青い男性がいたわ。彼は長い間いなかったけれどまた夢に出てきた。ただ、彼は私のことを気にかけなかった。彼はあの砂漠にいた女性聖職者のことを心配していたようだわ。実際、彼は本当に心配していて、私は怖くなったくらいだわ。
本当は、ただ怖かっただけじゃない。私はとても、とても空虚で虚しかった。まるで何か、それとも誰かを失ったみたいだったわ。何を失ったかはわからないけれど、取り戻したい。それだけはわかる。でも、それが何なのかわからないのにどうやって取り戻すのかしら?
翻訳:Rieko