Book
4 ニュー・アースの内なる命 パート3
2013年11月7日
沈みゆくレムリア
Pleiadian
BookIV Life Within New Earth Part 3
11-7-13http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2013/11/pleiadian-bookiv-life-within-new-earth.html
沈みゆくレムリア
著者より:
三次元のコミュニケーションは論理的で連続性があり、過去・現在・未来の時間に基づいています。一方、多次元コミュニケーションは時間のない「いま」の中の想像、知覚イメージ、感情/肉体的フィーリングに基づいています。レムリアの多次元ストーリーの次の部分に進もうにも、私の想像・知覚・感覚能力を何かがブロックしています。そこで、内地球レムリアの王と女王、ラーとラ-ムに呼びかけてみることにしました。
親愛なるラーとラ-ム、
私は五次元の写像コミュニケーションを介して「いま」あなたの元に来ています。内地球の壮大なレムリアの世界を訪れているマイトリアンの旅の続きを書くにあたり、サポートをお願いしたいのです。私は名誉なことにあなた方の世界を訪れたことがあります。あなた方が共鳴する無条件の愛と喜びの感覚を私は覚えています。
物語の中でこれからマイトリアンはテロスを訪れようとしていますが、十分に集中できません。私は南カリフォルニアのビーチエリアに住んでいます。かつてはレムリアの一部だった場所で、よく北カリフォルニアのレッドウッズの森を散歩します。あなた方の文明の名残として残っている地域です。しばらくあの「感覚」を思い出しながら、あなた方からのメッセージをお待ちします。
「親愛なる人よ、
私達のメッセージの感覚を待つ必要はありません。私達はあなたのハートの中に、そしてマイトリアンのハートの中に生きているのですから。あなたを止めているのは内地球のレムリアを訪れたからではありません。あなたの『物語』に出てくる、あなたの多次元なる本質の感覚のためにあなたは動きを止め、思い出そうとしているのです。
思い出すというのは行為ではありません。それは身体・マインド・スピリットの静止です。愛するレムリアの人よ、私達の内なる世界を思い出したければ、大陸上層部の破壊の記憶を辿らねばなりません。私達の誰も、この記憶に戻りたくはありません。しかし、闇を通してこそ光があるのです。
私達の「いま」の中、「ここ」であなたがあの記憶の中を行く間、あなたの「手」を握っていましょう。そして、あなたをこの会話の中に連れ戻します。あなたは「ただ物語を話している」だけです。この記憶を物語と呼ぶことによって、情報から自分を守ろうとするあなたの無意識の警戒心は解かれます。あなたが情報を受け取れる強さを持てるまでね。では、あなたが書き終えた場面、レムリアンのリーダーがこう言うところから始めましょう。
『私達のリーダー達は全面崩壊の可能性を見て、用心深くそれを避けるべく尽力しました。しかし私達のサイクルは終わり、インナー・アース(内なる地球)に入って安全を確保せねばなりませんでした。ただ、それはまた別の『いま』の話です。さあ、あなた方の祝賀に行きましょう。ついて来てください。』
マイトリアン:
そしてリーダーは私達を町の中へ連れて行こうとして向きを変えたが、突然姿を消した。町全体のビジョンも、他のレムリア人の友人達もみな、消えてしまった。私達は地球のどれかのバージョンの核の中、暗い洞窟の中でぽつりと立っていた。それどころか、どうやってこの洞窟にきたのか、さらには私達のアイデンティティの記憶すら点滅し始め、知覚から消えていった。
ぼんやりとしたマイトリアンのビジョンは姿を変えてゆき、ある背の高い男性と女性になった。古代ギリシャのチュニックのようなものを着ていた。二人とも同じチュニックで、光を紡いだ布でできていた。女性のチュニックは足首まで流れていた。男性のチュニックは膝の上までの丈だった。どちらも金色の留め金で左肩に留められていた。
だが留め金は金製ではなく、クリスタリン質のようだった。腰には同じく金色のクリスタルでできたベルトを締めている。けれど、留め金のような頑丈なものではなく、柔らかくできていた。足にはサンダルを履いていたが、これも金色のクリスタルでできたものだ。女性は長い黒髪を三つ編みにし、背中に垂らしていた。
三つ編みには一本の金色の糸が編み込まれていた。金色/クリスタルのチェーンのネックレスを着けていて、大きなペンダントトップがハイ・ハートの位置におさまっていた。シンプルな輪の形のペンダントだけれど、彼女の思考と感情の一つ一つがあらゆる色の輝きとなって表れていた。
男性は女性より少し背が低く、透明な金色のヘルメットを着けていた。彼の黒髪は肩のあたりで切り揃えられていた。膝まで丈のあるサンダルを履いている。彼もハイ・ハートのところに同じようなペンダントを着けていたが、もう少し分厚い紐に下げられていた。彼のペンダントも思考と感情の一つ一つをあらゆる色の光として表していた。
どちらのペンダントも赤い筋の入った濃茶色の光を発していて、恐怖を抱いているのがわかった。二人から、大きく広がる不安が発しているのが感じられたからだ。彼らはなぜそんなに恐れているのだろう?私達が訪れたレムリア界はとても穏やかで静かだったのに。
ところがそう考えたのをきっかけにビジョンが切り替わり、内地球の深い洞窟から見知らぬ場所に移っていた。比較的なだらかで、海の匂いがする。けれど、得体の知れないガスの匂いもして、私達は怖気づいてしまった。
「早過ぎるわ、」 女性が叫んだ。名前はランデイラというらしいことがわかった。
「ああ、」 と戦士のランダールが静かに答えた。「多くの人々が死ぬだろう。幸い、僕達の秘密は全て内地球の居住区にあるコーナーストーン・クリスタルに埋め込まれている。それに、僕達のリーダー達が下にいて、内地球への通路を抜けた者達を助けてくれるはずだ。」
「もう、サイキックの通路は上層部の人々の恐怖心によって閉ざされてしまった。物理的通路は水が氾濫している。僕達は沈下しているんだ。いずれ、このガスが僕達の物理マトリックスの残骸をも腐食してしまうだろう。僕達の地はもう終わりだ。」 ランダールがそう言うと、一筋の涙が彼の頬を流れた。
「さあ、愛しいあなた、」 ランデイラが言った。「まだ寺院が残っている。集会に行かなければ。上層の人はほとんど寝ている。私達の崩壊がいま起こっていることに気づいていないわ。」
地球が揺れ、地面はごう音を立てているというのに、どうして眠っていられるのだろう。私達には想像すらできなかった。けれど、ランダールとランデイラが近くの寺院に着いた時にその理由がわかった。
「ようこそ、」 レイテイラが言った。戦士グループのリーダーであり、スピリチュアルリーダーかつ政府指導者だ。「私達はまだ上層にいる人々に『光』を送り、眠りに近い状態に誘導しました。こうすれば、突然の死を迎えても恐怖から身を守ることができますから。」
「そして、集団レベルのトラウマが残す恐怖や復讐の深い傷が土地や海の水に残ることもありません。私達は平和の内に生きてきました。死ぬ時も、平穏の中で死にたいのです。」
ランダールとランデイラは 「完結の輪」に加わった。彼らは上層に残ることを志願した人々だった。残っている恐怖を、できる限り愛に変えるためだ。グループは、少しでも多くの人が内地球の居住区に脱出できることを願っていた。だが終わりの時は予期していたより早く訪れてしまった。この壮大なる世界が崩壊する間、上層の人々が眠っていられるのは有難いことだった。
何百人にものぼる志願者達は、太陽の寺院への入口の前で大きな輪になった。「完結の輪」だ。「太陽の寺院」の生命エッセンスが彼の神聖なるパートナーである「月の寺院」に呼びかけた。「月の寺院」は以前、地殻大変動が起きた時に海の中に沈んでいた。
どちらの寺院も生きている生命体だった。寺院を形成しているクリスタルが生きているのだから。クリスタルの「太陽の寺院」は、乱れゆく海の底で彼を待っている「月の寺院」に会いたがっている。志願者達にはそれが感じられた。
「太陽の寺院」もレムリア人達も、体だけが死ぬのだということはわかっていた。彼らのエッセンスは不死である。けれど、彼らの平穏な現実が荒々しい形で終わると、エッセンスに深い傷が残る。悲しみの思考は全てリリースされなければならない。土地や海、アストラル界は著しく変形するだろうが、それでも存在し続け、残る。そこで、彼らは土地と海・アストラル界を静めることにした。
彼らの世界は姿も構造も永遠に変わってしまうだろう。平和と喜び、統合、愛の中で時間に囚われずに無垢に生きることが次に可能になるのは、人類が再び五次元意識に戻る時だった。それまでの何十億年という「時間」はガイアのボディに重い荷となってのしかかることだろう。彼らにはわかっていた。ガイアの表面が三次元の周波数まで落ちてしまうからだ。
レムリアのリーダーと戦士達は、世界の終わりは「三次元時間」の開始を意味することを昔から知っていた。彼らの意識は時間に囚われていないので、アトランティスはいずれ内地球の深い所に帰することもわかっていた。アトランティスの人々はかつてはレムリア人のファミリーだったが、今や敵となっていた。
この二つの巨大な世界は失われ、「三次元時間」では戦争・欠乏・苦しみ・悲しみが平和・豊かさ・喜び・愛にとって代わり、いくつものサイクルが繰り返されることだろう。輪を作っている人の全員が、この予言が真実であることを知っていた。また、低アストラル・プレーンが二つの大陸喪失という重荷とその後に続く永遠の苦しみを背負うことになることもわかっていた。
だが、四次元の高次プレーンにまだ望みが託されていた。完結の輪のメンバー達は全員、ガイアが低次元領域に変成するまでガイアをサポートするために自ら犠牲を払って残っていた。悲しみや怒り、復讐が土地や海、生き残った人々のハートの中に残っても、妖精界と高四次元界を残し、そこに望みを託したのだった。
個々に、そして一体化した皆の思考は別れを告げていた。やがて海が上昇し、それに反応して地面が大きく傾き、全てが一瞬にして止まった。彼らは「太陽の寺院」からの呼びかけを感じた。「太陽の寺院」は、彼らに無条件の愛と許しの中で一体となるように呼びかけている。志願者達は一人ずつ、やがて一体となって思考を止め、無条件にこの状況を受け入れる感覚にフォーカスした。内なる「敵」、外なる「敵」を全て無条件に許し、彼らの故郷だった土地と海に無条件の愛を送った。
太陽の寺院の高僧が歌いだし、他の者も歌に加わった。歌によって意識は深く一体化し、皆で「全ての影を光に」変える作業に集中した。突然、彼らの輪の中心にあった亀裂から巨大な炎が噴出した。グループは意識を一体化させていたので、同時にその炎を「変成の紫の炎」として見ていた。
恐怖を無条件の愛に変えようと集中した結果、彼らはとても穏やかな気持ちに落ち着いた。彼らの歌声は周りで響く崩壊の音よりも大きくなっていった。輪のメンバー皆で見ていた紫の炎のビジョンは全ての影を光に変えていった。そして紫色の光が妖精界や四次元の高次プレーンに渡って輝いているのを見つめていた。
妖精界からも多くの志願者が参加して完結の輪を作り、この光を受け取って高次の領域へと渡していた。そして巨大な紫の炎を中心に据えた二つの完結の輪は変成のパワーを三次元から四次元へ、そして四次元からまた三次元へと反射させていた。
許し、喜び、愛がこの二つの現実領域に行き渡り、その神聖なるメッセージはガイアのボディの奥深くまで届けられた。ガイアの核が愛で満たされ、ガイアは微笑んだ。彼女の表層では惨事が起きているにも関わらず、この贈り物のおかげでガイアの軸がバランスを崩すことはなかった。
徐々に、全員が静まっていった。崩壊の音が止んだ。大陸は水を受け入れた。荒々しい波は確実に水位をあげ、上げ潮に変化していった。水位は確実に皆の身体をのぼってゆくが、志願者達は輪になったまま動かなかった。皆、大きな声でしっかりと歌い続けた。全員のハートは開かれ、愛に満ちたままだ。
水位が喉元を超え、口の中まで水は入ってきた。溺れゆく者も、輪を崩さない。やがて一番背の高い女性祭司の声だけが残った。彼女の美しい声はやがて水によって消えてしまった。「Auld Lang Syne」*の歌はガイアのエーテル体に漂ってゆく。アトランティスが終末を迎え、新しいサイクルが始まる時にまた歌われることになるだろう。
終焉は完結し、新たなサイクルが始まった。
私達のヴィジョンは、始まりの時に突然消えた。マイトリアンの存在の中で私達は気を取り直し、私達を取り囲むリーダーやレムリア人達を見上げた。全員の「顔」が喜びに輝いていた。リーダーが光の手を差し伸べ、言った。「これで、あなた達は私達に加わる準備ができました。」
リーダーの向こう側を透かして見ると、美しいレムリアの居住区が光のカーテンの向こうで光揺らめいているのが見えた。