次元上昇中の地球に戻る パート3-夢を読み解く
2013年9月18日
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on Ascending Earth Part 3 -- Deciphering the Dream
9-18-13http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2013/09/back-on-ascending-earth-part-3.html
夢を読み解く
サンディと僕はあの牧草地で2~3時間ほどM&Mトラベル社の謎について考えていた。多分、あのビルそのものが謎なんだ。二人で話していても埒が明かないので、家に帰って朝食をとることにした。そしてインターネットでM&Mトラベル社のことを調べよう、ということになった。
朝食を食べ、僕達はコンピューターを立ちあげてM&Mトラベル社を検索した。調べたところ、M&Mトラベル社の曖昧なホームページが出てきたが、この会社は僕達の住む地域にしかなかった。他の地域に支店がないらしい。旅行会社なのに支店がないとは、異様な感じがする。ホームページの情報も少なく、人々が旅行の予約をしようという気になるような、感じの良いサイトではなかった。
この会社は、どうも様子がおかしい。M&Mトラベル社は何か他のビジネスの偽装会社かもしれないなと僕達は思った。でも、他のビジネスって何だろう?そんな疑問から、僕達はあのオフィスの感覚そのものに疑問を感じ始めた。僕達は共通の夢に戻ってもう一度夢を見直し、どこで歯車が狂ってしまったのか確かめる必要があった。
僕達はそれぞれ、夢での経験を書き出して何か忘れていないか確かめることにした。書き出せば、両方を見比べて僕達二人が夢で何を受け取ったかがわかる。この方法で、僕達はあの部屋に行く前の、夢の最初の部分を思い出していった。あの夢が鮮明に見えだしたので、マイトリアとマイトルが夢を教えてくれているのか、それとも僕達で作り上げてしまっているのか、どちらだろうか?と思った。
だが、もし僕達が夢をでっちあげているとしたら、サンディと僕は別々に同じ夢を作り上げていることになる。僕達の夢はほとんど同一の内容だった。僕達は覚えていることを書き留めた。以前は思い出せなかった夢の手掛かりが見つかるように、期待しながら。
僕達が二人して忘れていた「夢」の一番初めの部分、それはマイトルとマイトリアが母船のキャビンにいた場面だ。彼らが眠りにつこうという時に巨大な光が彼らをすくい上げ、二人を一体の神聖なる相補体に融合させた。マイトリアとマイトルは、僕達の高次表現に違いない。その事実を、僕達はようやく受け入れた。
だから、もし彼らが一つの存在へと融合できる神聖なる相補体どうしであるなら、僕達も神聖なる相補体どうしで一つの存在に融合することができる、ということになる。この驚くべき新事実に飲み込まれて、僕達は言葉すら出なかった。ただ互いの目を見つめ合い、互いのハートを感じ合うことはできた。
この流れで僕達は寝室に行き、「一つに融合する」実践をした。数時間後、空腹になって僕達はやっとベッドから出た。食事をとり、またノートに戻ることにした。僕達それぞれの夢の記述の始めの文章は、これだ。
彼らが光の中に身を委ねると、光は一瞬のうちに彼らを別の場所に連れて行った。
僕達は二人とも夢のこの部分を忘れていた。だが思い出した時にわかった。マイトリアとマイトルは僕達のタイムラインでは3Dの場所に着いたのだが、彼らが実際に着いたのは明らかに3Dの世界でもなければ僕達のタイムラインでもなかったのだ。実際に、彼らはこの小さな町の空港の滑走路を五次元上部の共鳴を通して知覚していた。
この情報で、僕達はピンときた。僕達が意識をもっと高くすれば、あのビルは違って見えるはずだ。そこで僕達はノートの後の部分も見ずに興奮しながら空港近くのあのビルに急いで戻った。ラッキーなことに、そう遠くはない。だって、僕達はあの地域に何度も行くことになるとわかったから。
空港への道には側道レーンがあった。マイトリアとマイトルが見たシーンと同じ道で、僕達も夢で見降ろしていた。僕達は車で移動中に夢の冒頭シーンを思い出した。僕達は、マイトリアとマイトルのビジョンと同じタイムライン(または時間の存在しない現実)にはいなかったのだと気づいた。
ところが今回、空港を見てみると、もっと人がいてビルもそれほど廃れていなかった。二人して、不安な気持ちで笑ってしまった。これは別の振動の現実なのか?こんな簡単に僕達の現実を変えることができるものだろうか?僕達は瞑想すらしていない。ただ、深い絆で結ばれてはいた。それに、ここに今朝初めて来たときに抱いていた懸念や疑念は解放した後だった。
もう一度ビル近くまで車を寄せて、中を確認することにした。駐車場に着くと、少なくとも今朝の2倍以上の数の車が停まっていた。それに、今見ると駐車場の入口に看板があった。A&Rリサーチ社のビルだと書いてある。前回は見落としたのだろうか?ビルはそれほど違ってはいなかった。ただ、ずいぶん良い感覚になっている。もしかしたら、前回違っていたのは僕達の方だろうか?
前回はネガティブなところばかり目につき、今回はポジティブなところばかり見ているのかもしれない。このビルが、マイトリアとマイトルの見たビルと同じビルであってほしかった。僕達は、今回はもっと良いビルであってほしいと想像しているだけなのだろうか?もう一度ロビーに行き、ロビーも変わったかどうか見なければ、と思った。
ほとんどの駐車スペースには借り手の名前が記されていた。(これも今朝見落としたのだろうか?)だから僕達は「来客用駐車スペース」を見つけた。車を停め、二人で恐る恐る扉まで歩いて行った。今回は守衛が一人いた。(3D衣装を着た、あの「ガイド」の一人だろうか?)守衛は僕達が入る前に二人の身分証明書をチェックした。
守衛は僕達がどこに行くのか尋ねたので、僕が言った。「M&Mトラベル社です。」彼は持っていたリストを見て言った。「10階の1005号です。」 そして通してくれたので、僕達は再びロビーに入っていった。ロビーの風景もかなり違っていた。前回は2~3人の人と眠たそうな受付係がいただけだったが、今回は仕事中らしき人々が大勢おり、とても騒がしかった。
「どうして守衛は私達の身分証明書を求めたのかしらね。誰か探しているのかな?」サンディが囁いた。
「うん、」僕は答えた。「僕もそれを思ってた。さあ、エレベーターに乗るけどいい?」前回のことを思い出し、僕はニヤニヤして言った。
二人して笑いながらUP(上)のボタンを押した。そしてエレベーターに乗り込むと、中もまた違っていた。カーペットは新しく、壁はスモーク・ミラーだった。それに、今回は防犯カメラがついていて僕達の一挙一動をとらえていた。僕が10階のボタンを押すと、スーッと楽に10階に着いた。
いや、僕達が今朝ここに来てからビルを改装する時間なんてなかった。それにエレベーターから出ると、きれいに内装された廊下、それにそれぞれにきちんと社名の書かれた扉が見えた。
「こんなことって、あり得る?」サンディが囁いた。
「わからない、」僕は答えた。「僕達はまだ眠ってるのかな?ほら、ベッドに戻ってから昼寝でもしたとか?」僕は笑って答えた。「それでこれは夢なんじゃない?」
僕達は互いをつねり合った。そして笑って、廊下を歩いて1005号まで行った。ドアを開けて、僕達はハッと息を飲んだ。ビルの他の部分はずいぶん違っていたが、この部屋は今朝と全く同じだった。また受付がこう言うのが聞こえた。「何かお探しですか?」
僕は、部屋を間違ったという風なことを口ごもりながら言った。すると受付がこう言って驚いてしまった。
「エレベーターを乗り間違えたようですね。」
受付が何を言っているのかわからず、僕は半ば微笑んだ。サンディと僕は部屋を出た。もっと驚いたのは、廊下はまた今朝と同じ廊下になっていた。エレベーターのところに行ってDOWN(下)のボタンを押した。エレベーターの扉が開くと、中も今朝と同じだった。注意深く僕達はエレベーターに乗り、1階に着くまでギイギイいうのを聞いていた。
「今朝と同じロビーに着くって賭ける?」サンディが言った。
「僕はそっちに賭けるな。」僕は答えた。
「私がたちあったばかりのこと、あなたも同じ経験をした?」
「つまり、僕達がM&Mトラベル社に入った途端、現実が変化したってこと?」
「そうよ、」サンディが答えた。「今朝行った後に、あんなにビルが変わるはずがないわ。それに、私達が部屋を間違ったら、どうしてビル全体が変わっちゃったのかしら?」
「エレベーターだよ、」僕は言った。
「そうね、」サンディが答えた。「受付の人が、私達はエレベーターを乗り間違えたって言ったわね。どういう意味かな?」
「僕達の夢のノートに、エレベーターのこと書いてなかったかな?」僕は言った。サンディはすぐに鞄の中を探して持ってきたノートを取り出した。サンディがノートに目を通し、読み上げた。
「ガイドは彼らを12階に連れていくよう指示を受けた。そしてエレベーターの中に瞬間移動した。12階でドアが開くと、巨大なヴォルテックスがあった。私達二人とも、ヴォルテックスの中で変化を促す何かが起きたみたいだけど、それが何だったかは思い出せなかった、って私書いたわ。」
「僕達のエレベーターにはヴォルテックスはなかった、」僕が言った。
「エレベーターを乗り間違えたからだ、」僕達は一斉に言った。
「ヴォルテックスの中で何が起きたか思い出さなきゃね、」サンディが言った。「でも今は疲れちゃったわ。軽く夕飯を食べて、ゆっくりして、早めに寝ない?このことは一晩寝かせた方がいいわ。」
「そうだね、マイトルとマイトリアが僕達の夢に来てくれるかもしれないし。」僕は冗談めかして言った。
眠りにつこうと目を閉じると、巨大な光のウエブが見えた。光の繊維の中でDNAの鎖がチカチカと点滅しながら輝いていた。だが、その日は興奮したせいで疲れが出て、僕はあっという間に眠りに落ちた。夢さえみなかったようだ。
翌朝目覚めるとサンディが言った。「ワァ、目覚める寸前にすごいイメージが見えたわ。光のウエブがあって、その中でDNA鎖が輝いていて、点滅しているのよ。」